海外赴任者紹介

中国

田中 啓晶

販売技術(CE)職

海外赴任までの経歴について教えてください。

1998年にアマダに入社し、レーザ事業部(当時)へ配属となり、CEとしてレーザマシンの実証加工対応、展示会対応、お客さまへの操作教育、加工提案、レーザマシン販売の技術サポートなどに従事してまいりました。1999年から2002年まで広島営業所へ異動となり、よりお客さまに近い立場でのレーザマシンの販売、技術サポートを行ってきました。再度伊勢原本社勤務となり、年に1~2回ほど国を問わず海外出張を経験し、その後2012年6月に中国へ赴任となりました。

どのような業務を担当していますか。

中国赴任の直前に、新興市場向けレーザマシンの商品企画に従事していたので、中国赴任後も中国市場に向けた商品企画を現地で行っています。商品企画の範囲としてはレーザマシンにとどまらず、中国市場に合わせたNCタレットパンチプレス用自動化装置の企画なども手掛けさせていただきました。

その他にも様々な業務を担当します。レーザマシンの販売に関する技術サポート、広い国土の中で販売担当者が簡単に販売できるようなインフラ整備、上海の展示場運営、お客さまへ納入したマシンのサポートなど多岐にわたります。特に新商品に関しては、現地の担当者も初めて触れるマシンもあるため、仕様や操作説明、加工能力などを実機で教育し理解を深める必要があります。こうした現地法人の担当者への教育および人材育成も重要な業務の1つです。また、自社工場もありますので、中国で製造するレーザマシンの仕様を決めたり、周辺装置を選定したり、製造部門の方々と協業しながら進めています。

現地社員へのトレーニング実施

海外現地法人で働くことのやりがいや苦労について教えてください。

私たちのような海外赴任者は、現地法人の社員から見れば『日本の本社からの赴任者』ですので、あらゆる内容の問題に関して解決のための最終的な判断を求められることが多くなります。したがって先に述べたように、業務範囲は自ずと広範囲にわたり、日本で経験を積んできた業務以外の内容においても対応を迫られます。

その分、会社経営は様々な組織の分業の上で成り立っていることを再認識させられます。自分が今行っている業務が、会社に対してどのような効果をもたらすのか、あるいは具体的にどのように役立っているかということが俯瞰的な視点から見られるのは、海外赴任ならではだと感じています。

苦労という部分では、やはり文化の違いを常に念頭に置き、行動することを求められます。お客さまにしても、現地法人社員にしても同様で、今までの経験ではなかった考え方、行動に直面します。その際に一番大事なのは、コミュニケーションです。時間はかかってしまいますが、よく話を聞き、相手の立場に立って考えてみることが非常に重要になります。このことは、赴任当初に日本の常識で物事を判断してしまい、現地法人社員の方に迷惑をかけた経験から学びました。

日本人スタッフ、現地スタッフが
一緒になって方針を決めていく

海外での生活についてはいかがですか。

赴任先の上海には、家族(家内、子供3人)も一緒に来ています。上海は、現在世界で2番目に在留邦人が多い地域です。そのため、日本食の入手などの生活環境は恵まれていると感じていますし、会社外の日本人にも多く知り合うことができます。逆に日本にいたときよりも、会社外の付き合いは多くなったように感じます。

中国では交通事情の関係で、車の運転はしていませんが、上海という大都市なので地下鉄などの公共交通機関を利用すれば大きな不便は感じません。

子供たちもまだ小学生以下という年齢であるので、海外での居住経験は子供たちにとってもプラスに作用すると考えています。教育環境も大きな障害はありません。

しかしながら、中国という土地柄、英語での会話はあまり期待できないので、中国語の勉強は継続しています。

家族で中華料理レストランへ

今後の目標を教えてください。

海外赴任を経験し、異なる市場の中でアマダのマシンがどのような環境の下で稼働しているのかがハッキリとわかりました。特にレーザ加工分野における真のグローバルマシンを企画し、お客さまに喜んでいただくことが目標です。

私は技術系の業務を主としていますので、マシンの機能、性能の向上がお客さまの利益に直結すると信じています。今後も市場への新商品リリースは続いていき、途絶えることはありません。その中で、世界の各市場に適合したマシンを適切に販売し、グローバルにおけるシェアナンバー1になれるように努力していきたいと思います。

海外で活躍したいと思っている学生の皆さんにメッセージをお願いします。

就職活動中の学生の皆さま、就職という人生の重要な分岐点でお悩みのことと思います。赴任、出張を問わず、海外で業務を遂行する機会というのは今後、必ずキャリアの中で経験することになると思います。その中で、特に技術的な分野で長期的な海外勤務を希望するのであれば、まずは、専門的な知識・技能を身につけることが先決であると思います。そうすれば、チャンスは数多く存在するので自ずと道は開けます。

ともに働ける日をお待ちしています。