海外赴任者紹介

イタリア

今田 千尋

セールス職

海外赴任までの経歴について教えてください。

海外担当という希望を持ちながら2003年にセールス職として入社しました。半年間の研修後、4年弱、大阪にてベンディング担当セールスとして働いていました。

海外赴任をする前の海外事業部への異動のきっかけは、ある1つの特別な機会によるものでした。それは岡本社長が大阪に来られた際、大阪全ての販売担当と直接懇談をする機会を設けてくださったときのことです。懇談会の半ば、営業の先輩方々から「今田!なんや希望あるんやったら、今社長に言わな一生ないで!」と背中を押されまして、思い切って海外で仕事をしたいので海外事業部門へ異動したいと社長へ直接お願いをしました。そうしましたところ、次の期には海外事業部門へ異動させていただくことになりました。 アジア・ASEAN地域を1年経験した後、東欧・スペイン・イタリアの販売戦略を担当してまいりました。2013年3月より、イタリア中期目標の具体的戦略を現場で企画していくということで、イタリア赴任がはじまりました。

販売部長のMoiaさん、
セールスのGlibaldoさんと一緒に

どのような業務を担当していますか。

現在、アマダイタリアでは中期目標を進めていく中で、利益獲得ということが1つのポイントとなっております。それを実現するための戦略企画が私の担当です。具体的には、サービス組織改革および、メンテナンス、金型、部品の売上げ増加、顧客満足を追及するための企画を行っております。

海外現地法人で働くことのやりがいや苦労について教えてください。

欧州は競合他社がひしめく市場ですので様々なやりがいと苦労があります。あえてあげさせていただきますと、他社機を使っているお客さまが初めてアマダのマシンをご導入いただき、徐々にアマダファンになり、お喜びの声を直接聞かせていただくことが何よりも嬉しいです。

また、アマダイタリアでは多くの社員がアマダで働いていることに誇りを持ってくれていることを嬉しく思います。しかし、そのようなスタッフ達も必ずしもこちらが提案することを簡単に了解して動いてくれるとは限りません。国民性なのか、表面上は笑顔で納得したような顔を見せても実際は動かない、または継続されないということが頻繁に起こります。

仕事をしていくうちに、自分自身も現場スタッフとともにリスクを背負い、目的達成のための理念を共有し、実際に自身が行動して見せないと決して彼らは動かないということがわかりました。アマダ本社から派遣されているという理念は持ち続けますが、それよりも現地スタッフと思いを共有し実際に行動していくことが何よりも大事です。

2010年に完成した
アマダイタリア新社屋

海外での生活についてはいかがですか。

ご承知の通り、イタリアは食べ物も美味しいですし、観光は一生滞在しても足りないくらいですのでこれについて説明は不要と思います。

イタリアでは残業することが少なくなり、日本にいるときよりも家族で過ごす時間を大事にするようになりました。効率的に仕事をするために、イタリア人は会議で何を決めないといけないかを明確にしてから話を始めます。また、思いを共有できていれば頼まれたことは期限通りに仕上げてきます。アマダイタリアがある北イタリアの人は極めて真面目で、納期も守り、驚くことに生産効率は日本より高いとされております。ちなみにイタリアでは、全ての工業や大部分の農業は北に集約されており、南は観光産業が主になります。

シチリア島エーリチェという街へ
家族旅行

今後の目標を教えてください。

「担当している業務」のところでお話しした、利益獲得のための戦略の実行です。

そして、イタリア語をそこそこまで話せるようになることです。それ以上のレベルに到達したいという目標はイタリア語を勉強しはじめて早々に消えました。想像以上に難解な言語です。そして、イタリア語は非常に難しいとお伝えすると、ほぼ全てのイタリア人が「そうだろう、そうだろう」と顔をほころばせて嬉しがります。

海外で活躍したいと思っている学生の皆さんにメッセージをお願いします。

海外で働くためにはある程度の覚悟が必要です。当然、家族がいる場合は何らかの犠牲は伴います。たとえば、奥様のお仕事、友達付き合い、子どもの学校の選択肢、などなど失うものは多々あります。ですが、それを覚悟さえすれば、日本で生活しているときには得られない家族の結束力と現地で暮らしたという特別な経験が手に入ると思います。

海外に行く前に大事なのは、日本でアマダの先輩方々のご指導の下、お客さまのために一生懸命仕事をするという通常の業務であり、現在最もしておくべきことだと思います。実際に赴任している今、役に立っておりますし、もっと自分に必要であったと感じているからこそ言わせていただきました。

私の体験談を読んで、皆さんがアマダの海外現地法人で働く姿をイメージする助けになれば幸いです。一緒に働くことができる日を心待ちにしています。

自社展示場にてお客さまに
金型を提案